2023年3月20日 18:00
【ライブレポート】TOKIO TOKYO2周年記念フェス『ONE WEEK WONDER’23』ファイナル公演
そのステージを前に、TOKIO TOKYOのオーナーであるTOKIO氏がステージに登場して、今回TOKIO TOKYOの2周年を迎えゆかりあるアーティストが『ONE WEEK WONDER’23』に出演してくれたこと、そして今日のライブが楽しかったら、友人や家族に話をして、また友人を連れてライブに足を運んでほしいという思いを告げた。「僕らは、その場所を作っていくので」と力強く宣言。そして迎えるアジカンについては、長年のファンであることを打ち明けた。
熱い思いに応えてのアジカンのステージは「ブルートレイン」でスタートし、新旧の曲を織り交ぜ、それを現在のモード全開でかき鳴らすセットリストとなった。疾走感のあるビートのなかに、遊びをたっぷりと含んだフレーズを練りこんだアンサンブル。思い起こせばリリースから20年近く経っている曲だが、それが褪せることなく、むしろ丹念に磨き上げてキラキラとした輝きが増した美しい伸びやかさがある。
キャリアを重ねたそれぞれの洗練があると同時に、バンドならではのその日、その時の呼吸が冴えて、エネルギッシュだ。そこから、後藤正文(Vo/G)がギターを爪引きながら「荒野を歩け」