くらし情報『『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観』

2023年1月27日 18:00

『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

の表現が存在感を示し、作品における重要な要素となっているのがわかる。

『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

左:《下落合風景》1926年頃和歌山県立近代美術館右:《下落合風景》1926年頃個人蔵
『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

左:《滞船》1927年ポーラ美術館右:《滞船》1926年神奈川県立近代美術館
続く第2章は「パリ」。佐伯が東京美術学校を卒業後、最初にパリに渡った第1次パリ時代(1924~25年)と一時帰国を経て再びパリにわたった第2次パリ時代(1927年8月~)の作品を紹介している。

第1次パリ時代の重要な作品として挙げられるのは1925年に描かれた《壁》だ。佐伯はこの頃からパリの下町の建物の古びた壁を、質感豊かに、画面いっぱいに描くという作風を確立していった。また、同じモチーフに執着し何度も描くというはこの時代に限らない佐伯の特徴であり、ここでも同じ建物の壁を描いた作品が並べて紹介されている。さらにこの時代の終わりくらいには壁に貼られたポスターが現れるようになってくる。

『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

左:《壁》1925年大阪中之島美術館右:《広告のある門》1925年和歌山県立近代美術館
『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

左:《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年大阪中之島美術館右:《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年和歌山県立近代美術館
『佐伯祐三 自画像としての風景』東京ステーションギャラリーで開幕 自らを投影した“自画像のような”都市風景画を展観

左:《リュ・デュ・シャトーの歩道》1925年和歌山県立近代美術館右:《パストゥールのガード》1925年神奈川県立近代美術館
第1章で紹介されたように「一時帰国時代」

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