2023年12月7日 13:35
s**t kingz持田将史、小栗基裕が出演 ダンスとピアノで表現する『ある都市の死』開幕
(撮影:岩村美佳)
舞台『ある都市の死』が、12月6日(水) に東京・草月ホールで初日を迎えた。
『ある都市の死』は、映画『戦場のピアニスト』の主人公にもなったポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンが書き残した著書と、その息子・クリストファーの著書、そして彼を助けたドイツ軍将校の手記をもとにした作品。s**t kingzメンバーの持田将史がシュピルマン、息子であるクリストファーやドイツ軍将校ホーゼンフェルトを小栗基裕が演じ、ダンスで表現する。さらに、世界的ジャズピアニストの小曽根真もシュピルマンとして舞台上に存在しつつ、戦争によって破壊されていく街の魂もピアノで表現する。
上演台本・演出は『スラムドック$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』で菊田一夫演劇賞を受賞した瀬戸山美咲が手がけ、彼が生き抜いた壮絶な戦禍、そしてそんな状況の中でも忘れることのなかった家族への思い、音楽への熱意を、ダンスとピアノとともに紡いでいく演劇作品になっている。
舞台は1940年代、第二次世界大戦下のポーランド・ワルシャワ。ドイツ軍の侵攻により、家族と暮らしていたシュピルマンたちの日常が崩壊し、ユダヤ人は壁に囲まれたゲットー(強制的に住まわされた居住地区)