くらし情報『FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が開催中』

2022年1月26日 18:00

FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が開催中

『絵画のゆくえ2022』展示の様子


FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が2022年2月13日まで、SOMPO美術館(東京都新宿区)で開催中だ。

公益財団法人SOMPO美術財団が2013年に創設した公募コンクール『FACE』は、年齢や所属を問わない新進作家の登竜門として開催されてきた。本展は、FACE2019からFACE2021までの3年間の「グランプリ」「優秀賞」受賞作作家たち12名の近作・新作約100点を展示し、作家たちの受賞後の展開を紹介。同館所蔵作品となった「グランプリ」受賞作品2点(庄司朝美《18.10.23》、魏嘉《sweet potato》)も併せて展示中だ。

作家ごとに見どころを紹介しよう。

FACE2019でグランプリを受賞した庄司朝美は《18.10.23》や《百目の鳥》など、アクリル板を支持体にした作品が特徴的。グランプリ受賞以来、多くのチャンスに恵まれたといい、2月からはジョージアで1年間の在外研修を控えている。庄司は「今後も描くことを通してこの世界を少しでも理解したい」とコメントしている。


FACE2019で優秀賞を受賞した古橋香は《草色と午後、忘れること》など淡い色づかいが印象的な作品を紹介し、松崎森平は《夕顔》や《東京》など、漆芸分野の技法を生かして、暗闇の中に浮かび上がる画で魅せている。

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