2022年1月26日 18:00
FACE受賞作家展『絵画のゆくえ2022』が開催中
奥田文子は《Untitled》という海や山など旅先の風景に小さな人物を加えた独特の風景画を展示している。
FACE2020で優秀賞を受賞した大槻和浩は、《明日を見つめて》など、パステル調の淡い色合いで、特定の時空間を超越した幻想的な雰囲気を演出し、FACE2020優秀賞を受賞した齋藤詩織は《ヘゲモニーのおやすみ》や《とどめの恩恵》といった作品を紹介している。
松浦清晴は赤と緑の補色を意識した《身体記》で、胎児のような宇宙人のような生命を描き、「ずっと憧れていたFACE展で賞をいただけたことは私に取ってとても衝撃でした」と語る小俣花名は《night café》など人の暮らしをテーマにした作品群を展示。
年齢・所属・国籍不問の公募展FACEで9回目にして初の外国人受賞者となった魏嘉は《sweet potato》や《How many pills do I take every day?》などグラフィック的な表現が印象的。「その時々に描きたいものを描いているが、今後は伝統の文学、民俗学、社会課題など様々な興味を持つテーマに挑戦・試行したい」などと語っている。
FACE歴代最年少(21歳)