【「さよなら中野サンプラザ音楽祭」連動企画】実力派女性シンガーMay’nインタビュー「振り返ると大切なタイミングで立たせてもらっています」
と感じながらできるライブは私の生きがいだなと、改めて気づいた日でした。
――今回の「さよなら中野サンプラザ音楽祭」へのコメントでは、「泣きながら『ただいま』って言えた」とあります。
まさかあんなに泣くとは思っていませんでした(笑)。15周年記念のライブでもあったんですけど、開演前に扉の後ろでスタンバイしていて。閉まった扉の向こうから、「ライブが始まる」とワーッとなっている雰囲気が伝わってきて、私もワクワクしていました。それで扉が開いて、みんなの顔が見えた瞬間、ダーッと涙が出たんです(笑)。本当にみなさんに会えた安心と喜びを感じました。
――それまではステージで涙することはあったんですか?
自分の中で何か変わったのか、2017年くらいから、わりと泣きがちです(笑)。
感情の蓋がどこかに行ったみたいです。
――涙腺が弱くなって?
それまでは「こうありたい。こうでなきゃいけない」と、自分の理想を掲げながらライブをしていた部分がすごくあったんです。『マクロスF』のシェリル・ノームで私を知ってくださった方は多いと思いますけど、銀河の歌姫としての絶対的なパフォーマンスを、自分自身にも求めていました。