【「さよなら中野サンプラザ音楽祭」連動企画】実力派女性シンガーMay’nインタビュー「振り返ると大切なタイミングで立たせてもらっています」
鏡を見てカッコいい角度を探したり、完璧でありたい意識が強くて。
――高いハードルを自ら課していたんですね。
今もパフォーマンスをするうえで、その意識は変わらず持っています。でも、それだけでなく、目の前のお客さんが笑ってくれたら私も楽しくなるし、カッコつけようとしていた曲を笑顔で歌えたりもする。ライブならではの感情やコミュニケーションを大切にしたいと思うようになってから、ステージングや歌声の幅が広がったのを感じています。ライブがより楽しくなって、みんなから感動をもらっています。
――昔からMay’nさんのコンサートには、カリスマ性と「ライ部」という通りの親近感が両立している印象はありました。
そこは目指しています。
ライブはひとりではできない。お客さんがいてこそのもの。どれだけリハーサルを重ねても、本番になれば毎回みなさんからサブライズを頂く。一緒に作るという意味で、部活みたいな「ライ部」にしていきたいとは常に思っています。
――2021年のサンプラザのステージでは、特に忘れられないことというと?
最初のブロックで、May’nとしての1stシングル「キミシニタモウコトナカレ」