KERA・MAPの新作『しびれ雲』開幕 舞台写真&コメント到着「遂に迎えられた初日は最高でした」
「また明日やるのが楽しみだ」と思えるのが幸せな事だし、お客様には胸を張って「良い作品ができました」とお伝えしたいです。
最後まで無事にできるようにと祈りつつ、皆様の健康も祈っています。
■ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント
今回は珍しく、姑息に笑わせようとか無闇に緊張させようとかいった狙いが全く無い、真っ直ぐで暖かでささやかな群像劇です。普遍的な人間の営みを描いていて、登場する人々もどこにでもいる平凡な人達。一方、失われてしまった「家族」と言う制度とか型みたいなものも描いています。お客さんはどこかしら自分と重ねる部分があるのではないでしょうか。
そろそろこうした芝居を作っておきたかった。50代最後に皆で創作できたのは幸せです。
なので、リラックスして好きに観てもらいたいと思っています。最終稽古の最後に、キャストには、細かいミスがあったとしても、梟島の人として皆が生きてくれていればきっと良い拍手が貰えるだろうからそれを信じて、というようなことを言ったんですけれども、とても良い拍手だった。お客さんはすごく集中して観て下さっていて嬉しかったです。
座組も新鮮なバランスでとてもいい感じです。