早稲田大の2年連続V17か? 天理大の初の日本一か? ラグビー大学選手権決勝キックオフ!
スクラムもがんばった」と語れば、フランカー(FL)松岡大和主将は「ものすごくうれしかった。僕はあまり泣いてなかったが、周りの選手たちは悔しい思いもしてきて、勝った瞬間はものすごくうれしくて泣いたのだと思う。まだ最後までやることがあったので、僕は『しっかり最後までやり切ろう』と言った」と次を見据えた。
シオサイア・フィフィタ(天理大)(c)JRFUU
また、フィフィタが「勝って良かった。明治大学さんが一番強いとわかっていたので、この試合のためにずっと練習してきた。めっちゃ準備して来たので、結果が出て良かった」と安どの表情を見せれば、松永は「早稲田さんは自分たちの試合を見て、すごく分析して来ると思うし、自分たちの強みであるバックス(BK)の展開力を見せて来ると思う。僕たちはそこでできるだけ我慢して、アタックで自分たちの強みを出すラグビーを徹底してやりたい」と決勝へ思いを馳せた。
準決勝のパフォーマンスやV候補の筆頭だった明治大との試合をモノサシにして、天理大有利と決めつけるのは早計だ。
昨年、早明戦で7-36と完敗を喫しながらも『大学選手権』決勝で早稲田が下馬評を覆したのは記憶に新しいところだろう。