2023年12月21日 18:00
盟友TETORAを迎えたツアーファイナルでカネヨリマサルが見せた決意「みんなの太陽みたいなバンドになります!」【ライブレポート】
だからこそ思い出すのだ。“あの頃”を。「あの頃よく聴いていた曲をちょっとだけ歌います」と言って、ちとせが歌い出したのはTETORAの「ずるい人」だった。ギターの弾き語りに、まるで示し合わせたかのようにベースとドラムが同時に入る。
「私のずるい人を歌にしました」と言って披露したのは「もしも」。おそらく“あの頃”もよく演奏していた初期の楽曲だ。この日の新宿のステージから見えた景色が、また“あの頃”になる日、彼女たちはどんな景色を見ているのだろう――そんな未来に思いを馳せた。
「(上野)羽有音ちゃんが昔LINEをくれた。
いつかTETORAとカネヨリマサルでZeppツアーやりたいですって。あのときの私たちの未来は今日だ!」
そう言って、「ラクダ」を歌い出した。このツアーは『太陽に近づくツアー』というタイトルが付けられている。当初は出演してくれる対バン相手へのリスペクトと憧れを込めたものだった。しかしツアーを回るうちに、こんなふうに思うようになったのだと言う。
「私たちはみんなの太陽みたいなバンドになります!」
来年2月7日(水)には4thミニアルバム『波打つ心を持ちながら』がリリースされることがこの日のステージで発表された。