2021年6月16日 16:30
田中哲司、松田龍平らのコメントも 舞台『近松心中物語』メインビジュアル公開
と、与兵衛を心から慕っている女房のお亀(石橋静河)。
はじめは純粋な恋心と親切心だったはずが、そのために金に追い詰められ、世間から逃げ出さざるを得なくなる元禄時代の2組の恋の物語は、格差が問われる現代の私たちに驚くほど重なる。こうした想いを反映して、発表されたビジュアルは近松の世話物としては意外性が際立つものとなった。
キャストのコメントは以下の通り。
田中哲司(亀屋忠兵衛役)
『近松心中物語』は蜷川幸雄さんの為に書かれた戯曲であり、完成され熟練された作品です。その秋元松代さんの名作に、最大限の敬意を払いつつ、しかしそれに囚われず、恐れず、真摯な気持ちで取り組んで行こうと思います。これはもう、戦いだと思っています。敵はかなり手強いです。
横浜のKAATで、長塚圭史君を始め、座組の皆でぶつかって、令和の時代に元禄の花を咲かせられる様に頑張ります。
松田龍平(傘屋与兵衛役)
この度『近松心中物語』をやることになりました。長塚さんとは3回目になりますが毎回とても大きな課題を頂けるので、今回も戦々恐々ですが、それを乗り越えて新しい景色をみたいなあと楽しみにしています。座組みの皆とともに夢中になって魅力的な物語を届けられるようがんばります。