テーマは日本人特有の文化「入浴」 生田斗真×濱田岳×橋本環奈『湯道』2023年2月公開決定
その拠点は、京都の名刹、大徳寺の真珠庵。「湯道は作法にあらず、湯に向かう姿勢なり」を信条として、大真面目に湯道の発展を考えてきました。風呂には不思議な力があります。人と人をつなぐ力。他者を慮る心を育む力。ひいてはそれが人の優しさになります。そんな湯道の価値を映画にして伝えたいと思いました。ミニシアター向けの泣ける小作にするつもり…が、気付けばこんな豪華キャストで大きな作品になってしまい、実はとても戸惑っています。
鈴木監督とタッグを組むのは、約20年前の深夜ドラマ以来です。一緒に全国の温泉や銭湯を巡り、湯会(=シナリオハンティング)を重ねました。そのあまりにも楽し過ぎた時間が、そのまま作品のゆかいな輪郭になっています。大切なことを難しく伝えるのではなく、優しさに包んで楽しく伝える…文化をエンタテインメントで翻訳した作品に仕上がったのではないでしょうか。風呂で人を幸せにする、という想いがひとりでも多くの人に伝わりますように。
<鈴木雅之:監督>
小山薫堂と湯道と言う映画をやる。決まっているのはそれだけ。ワクワク!シナリオハンティングで各地の銭湯をめぐる。
楽しい!キャストが決まって行く。