くらし情報『昼夜ともに豪華顔合わせ!歌舞伎の魅力溢れる歌舞伎座「四月大歌舞伎」上演中』

2024年4月8日 13:00

昼夜ともに豪華顔合わせ!歌舞伎の魅力溢れる歌舞伎座「四月大歌舞伎」上演中

、釣船三婦らと奔走。立札を用いた団七と徳兵衛の息の合った立廻り、勢いある団七の花道の引っ込み、愛之助が一本気な団七と気風がよく筋の通ったお辰の二役を勤めるなど、みどころ満載。団七が泥にまみれながらの舅義平次(嵐橘三郎)殺しの場は、歌舞伎ならではの様式美で客席を魅了し、息を呑む展開が続くと幕切れには「大当り!」の大向うが掛かる盛り上がりとなった。

仁左衛門・玉三郎の競演に沸いた夜の部

人間国宝・片岡仁左衛門と坂東玉三郎の競演が話題の夜の部。幕開きは、四世鶴屋南北の『於染久松色読販(おせめひさまつうきなのよみうり)』より、土手のお六と鬼門の喜兵衛に焦点を当てた人気作。惚れた男のために悪事を働く“悪婆”と呼ばれる役柄の土手のお六を玉三郎、色気ある悪に満ちた喜兵衛を仁左衛門。昭和46(1971)年に初めてふたりで勤めて以来、上演を重ねてきた当り役で、
「玉三郎さんとのコンビがこのときからスタートしたようなもので、思い出深いお芝居です」
と仁左衛門は話し、
「玉三郎さんのお六との呼吸は、自然に合います。強請りの場では、ちょっと間の抜けているところも見せます。
そこが南北さんの芝居作りの巧さでしょう」

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