くらし情報『松本幸四郎「法然の教えは素直に受け止められる」 特別展『法然と極楽浄土』の音声ガイドで市川染五郎と親子共演』

2024年4月3日 12:00

松本幸四郎「法然の教えは素直に受け止められる」 特別展『法然と極楽浄土』の音声ガイドで市川染五郎と親子共演

そういった意味で接点はあるのかなと思います。

松本幸四郎「法然の教えは素直に受け止められる」 特別展『法然と極楽浄土』の音声ガイドで市川染五郎と親子共演


市川染五郎(以下、染五郎)浄土宗は普遍的で、今を生きる人たちにも響く教えだと思いました。歌舞伎もやっぱりどうしても、敷居が高いとか、難しそうだと思われがちですが、意外とその時代の流行や価値観を柔軟に取り入れたりしています。そういうところは、法然の「南無阿弥陀仏」を称えれば誰でも極楽往生できるという教えと共通するところなのかなと感じました。

──歌舞伎の演目にも僧侶が登場したり、仏教に関する描写も多いと思いますが、歌舞伎を通して仏教の教えや文化に興味を持たれたというような経験はありますか。

幸四郎歌舞伎の中に出てくる僧侶は、結構悪いことする人が多いんですよね(笑)名のある高僧では空海を演じたことはあるんですけど、僕は全然、仏教には詳しくありません。ですが、この音声ガイドの収録を通して、浄土宗の教えをすごく素直に受けとめることができたことは興味深かったですね。とても優しい世界だなという印象を受けました。


染五郎歌舞伎の演目を通して、ではないのですが、仏師、仏像を掘る人に興味をもっていて、仏師が主人公の新作歌舞伎を作ってみたい、と考えています。

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