2022年9月30日 18:00
「保守的なのは性に合わない」小鳩ミク&SAIKIが語るBAND-MAIDの現在地。
Photo:石原敦志
8月10日に配信シングル「Unleash!!!!!」、9月21日に「Unleash!!!!!」を含む8曲入りEP『Unleash』をリリースしたBAND-MAID(バンド メイド)。爽快なメロディと重厚なサウンドで形成された同曲は、“放つ”という意味を持つタイトルの通り、コロナ禍でお給仕(ライブの呼称)ができなかったことへの鬱憤を“打ち放つ”とともに、BAND-MAIDとして新たな扉を“開け放った”といえるナンバーだ。その歌と演奏からは、彼女たちの音楽への意欲や愛情が、より激化していることがよくわかる。そんなBAND-MAIDのデビューからこれまで着実に遂げてきた進化と、今や海外のロックフェスに引っ張りだこの位置まで上り詰めた現状について聞いた。
──コロナ禍で思うような活動ができない時期を挟みつつも、日本はもちろん海外での評価もデビュー時からずっと右肩上がりです。
コンスタントにライブとリリースを行い、海外ツアーやフェスへの出演が増え続けている今、この状況をどう感じていますか?
小鳩こんな状況はまったく予想してなかったですっぽね。結成当初からずっと走ってきて、コロナ禍に一度立ち止まって。