くらし情報『デュシャンやウォーホル、名和晃平らの作品で「椅子」が持つ多様な意味や象徴性を考察 『アブソリュート・チェアーズ』2月17日から』

2024年2月8日 11:30

デュシャンやウォーホル、名和晃平らの作品で「椅子」が持つ多様な意味や象徴性を考察 『アブソリュート・チェアーズ』2月17日から

宮永愛子《waiting for awakening -chair-》2017写真:木奥恵三©️MIYANAGA Aiko Courtesy of Mizuma Art Gallery『宮永愛子:漕法』展示風景(高松市美術館、2019)


2024年2月17日(土)より、埼玉県立近代美術館では展覧会『アブソリュート・チェアーズ』が開催される。世界的なデザイン椅子のコレクションで知られる同館が、従来のインテリア展とは異なる視点から挑む、新たな椅子の展覧会だ。
デヴィッド・ボウイの名曲「アブソリュート・ビギナーズ」にちなんだタイトルの「アブソリュート」とは、「絶対的、究極的」の意。これまでも椅子は、多くのデザイナーや建築家の創造性を刺激する絶対的なテーマであったが 、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなっている。たとえば椅子は、王座のような権威の象徴や、車椅子のような身体の補助、電気椅子のような死や暴力をもたらす機具と、様々なイメージを持っている。と同時に、1人で腰掛けているのか、それとも誰かと向き合って座っているのかといった座り方で、その人が他者や社会とどう関わっているのかを想像できる。つまり椅子は、社会や身体との密接な関わりの中で幅広い意味や象徴性をまとった、究極の日用品といえるのだ。
同展では、椅子が持つ多様な意味や象徴性を、国内外の平面・立体、映像作品などで考察する。
出品作家は、マルセル・デュシャン、フランシス・ベーコン、アンディ・ウォーホルといったレジェンドから、ジム・ランビー、宮永愛子、名和晃平ら今をときめく現代美術家まで、国内外から28組の現代アート約70点が集結。

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