[Alexandros]主催『THIS FES ’24』初日オフィシャルレポート サウシー、ホルモン、GLAYら7組が出演
音と感情と体がステージの上をもんどり打ち、飛び跳ね、解き放たれ、ぶちまけられ、でも、それらがバラバラになって壊れてしまわないギリギリのバランスで、鮮やかな光のような景色が生み出されていく。Takeuchi曰く「祝福の音頭」として響き渡った1曲目「新訳:スクール!!」から、肉体的で躍動感のある演奏に、観客たちもハンドクラップやジャンプで応える。
(Photo:renzo masuda)
(Photo:renzo masuda)
「DOGLAND」のはじまりにはDeuの遠吠えがこだまし、「エッジワース・カイパーベルト」では観客たちのタオルがヒラヒラくるくると華やかに回転し、壮観だった。MCでItoは[Alexandros]の15周年を祝福し、スタッフ含めこの空間を作った人々への感謝と感動を語りながら「ここからは、みんななりの愛とリスペクトをぶつけてください。“もうTHIS FES大成功じゃん”と思ってもらえるくらい。それが僕の思うトップバッターの役目なので」と告げた。
(Photo:renzo masuda)
歌うときは屈みながら振り絞るように歌うDeuは最後、真っ直ぐ観客を見つめながら「それがどれだけ細い道でも、きっと誰にでも幸せは訪れると信じたい」