11月10日(金)~19日(日) に品川プリンスホテル ステラボールにて上演される舞台『言の葉の庭〜The Garden of Words〜』の取材会が行われ、秋月孝雄役:岡宮来夢と雪野百香里役:谷村美月が登壇した。
英日連携企画として、同じ作品をロンドンと東京で別のカンパニーが上演する本作。今年8~9月には、イギリスのWhole Hog Theatreが制作するロンドン公演が先んじて上演された。11月10日より上演する東京公演も、ロンドンと同じくアレクサンドラ・ラターが翻案・演出を手掛け、ロンドンの観客に向けて作られた作品を土台としながらも、より日本の観客に向けた表現とするため、細部にわたって調整が加えられているという。
劇場アニメーション『言の葉の庭』(監督:新海誠)と『小説 言の葉の庭』(著者:新海誠)、アニメと小説の両方を取り入れた本作の物語について、岡宮は「小説では登場人物たちのバックボーンがすごく鮮明に描かれていて、初めてアニメーションを見たときに感じた寂しさのようなものも、こういう背景があってのことだったのだと分かりました。その中で懸命に生きるタカオやユキノさんには人間くささもあり、ただの淡い恋の物語ではなく、人間同士の心の支えのようなことが描かれた物語だと思っています」