2023年11月6日 15:50
岡宮来夢「原作をリスペクトして作品を作った」 舞台『言の葉の庭〜The Garden of Words〜』取材会レポート
と語り、谷村は「アニメーションの中でのユキノは謎めいた女性という印象だったのですが、すごく色々なことを抱えているのを知って、この役を演じる重みを感じました」と続けた。
イギリスのシアターカンパニーでアートディレクターを務めるアレクサンドラ・ラターによる演劇作品は、作っていく過程にも日本と異なる点があると言う。岡宮は「アレックスさんが『一緒に作品を作りたい』と言ってくれて、最初に僕らのアイディアを聞いてくれたのがとても嬉しかったです。逆に僕らから、役を演じる上でアレックスさんに意見を求めることもあり、カンパニー全体がとても温かくて、稽古場が憩いの場のようにポカポカしています」と微笑んだ。
一方、谷村は「今まで出演した舞台は“ザ・お芝居”が多かったので、セリフの途中に音楽が入ることもあまり経験がなく、慣れている周りの方に色々お訊きしています。アンサンブルの皆さんが、セリフでもダンスでもない身体表現で場面を転換させていくのですが、ワークショップという形でパフォーマンスを作っていく期間があって、それも私には初めての経験でした」と新鮮な体験を伝えた。
『言の葉の庭』が舞台作品になることで新たに芽生える魅力について、岡宮は、演出の見どころの一つとしてOHP(オーバーヘッドプロジェクター)