くらし情報『【観劇レポート】人種、宗教を越えた友情と歌を浴びる快楽と。新キャストの好演も光る2022年版ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』』

2022年11月16日 12:00

【観劇レポート】人種、宗教を越えた友情と歌を浴びる快楽と。新キャストの好演も光る2022年版ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』

【観劇レポート】人種、宗教を越えた友情と歌を浴びる快楽と。新キャストの好演も光る2022年版ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』


2019年以来2度目のデロリス役となる朝夏まなと(初演から務める森公美子とのWキャスト)は、その名の通り真夏の太陽のような明るさと軽妙な演技で2022年カンパニーを牽引。ドキッとするような下品な台詞も、彼女の手にかかれば面白さしかない。


【観劇レポート】人種、宗教を越えた友情と歌を浴びる快楽と。新キャストの好演も光る2022年版ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』


デロリスのあけすけな語り口が映えるのはまた、常に厳格な修道院長と見事な対比をなしているからでもある。初演から修道院長役を務める鳳蘭の、厳格さの中におかしみがあふれる演技は、もはや芸術の域。デロリスを守るため奮闘する警察官、“汗かきエディ”役をやはり初演から演じ続けている石井一孝ともども、変わらぬ当たり役ぶりを見せつけた。

【観劇レポート】人種、宗教を越えた友情と歌を浴びる快楽と。新キャストの好演も光る2022年版ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
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一方、デロリスを追い詰めるカーティス役の吉野圭吾(大澄賢也とWキャスト)、デロリスに憧れる見習い修道女シスター・メアリー・ロバート役の真彩希帆、オハラ神父役の太川陽介ら、新キャストもそれぞれに好演。デロリスにいち早く興味を示すシスター・メアリー・パトリックを初めて演じた谷口ゆうなの、これまでの同役の印象を覆すような若々しく好奇心いっぱいな役作りも印象に残る。カーティスの手下の3人組も、続投の泉見洋平とKENTAROに木内健人が加わったことで、また異なる味わいとハーモニーとなった。

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