くらし情報『BUCK-TICKが照らした“生きるための光” 全国ツアー『異空-IZORA-』東京ガーデンシアター公演オフィシャルレポート』

BUCK-TICKが照らした“生きるための光” 全国ツアー『異空-IZORA-』東京ガーデンシアター公演オフィシャルレポート

では、愛しい我が子を安全なシェルターに送り、戦場に向かう兵士の姿を描く。銃を捨てた兵士は、シェルターに我が子を迎えに行き、優しく抱きしめた。回を重ねる度に完成度を高めていった櫻井の一連のパントマイムは、観る者の心を惹きつけ、多くの感動を呼んだ。「お父さん、お母さん、雨が降るよ。今夜も光ってる。綺麗な雨が」というセリフから入った「Campanella 花束を君に」では、無垢な子供の目を通した戦時下の風景を、軽やかに弾むヴォーカルで歌い上げた。

そして、海辺では人間に恋をした人魚姫が一人。恋のためなら命を散らしても構わないと、太ももをチラチラと見せながら逞しく突き進む「THE SEASIDE STORY」の歌声は、眩しいくらい生命力に満ちていた。
BUCK-TICK流シティポップと呼ばれる「無限 LOOP -LEAP-」では、サンバのリズムと幻想的なサウンドで夢と現実の境を曖昧にしていく。

「いつまで続く?死ぬまで続く。いや、死んでも続く。亡霊になってもやってやる」。自分に言い聞かせるような櫻井の語りに、会場からは大歓声が上がり、その勢いのまま「あの娘が待ってる。楽しんでいこうぜ」と「Boogie Woogie」

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