くらし情報『新国立劇場で間もなく開幕。古代インドが舞台のバレエ『ラ・バヤデール』の魅力』

2024年4月25日 12:00

新国立劇場で間もなく開幕。古代インドが舞台のバレエ『ラ・バヤデール』の魅力

新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』


新国立劇場が2024年ゴールデンウィークに上演するバレエは、『ラ・バヤデール』。現在頻繁に上演されている数々の古典バレエの中でも、飛び抜けてエキゾチックでドラマティック、かつ壮大なスケールで描かれる名作だ。舞台は古代インド。次々と見どころが押し寄せる本作の魅力とは──?

マリウス・プティパの傑作『ラ・バヤデール』が新国立劇場にレパートリー入りしたのは、2000年の秋。当時の芸術監督、牧阿佐美が手がける古典バレエ改訂版の第1作として上演された。まず目を奪われたのは、古代インドの寺院や王宮、人々が纏う衣裳の息を呑むほどの美しさ。しかもそこで展開されるのは、古典バレエらしいおとぎ話ではなく、ヒリヒリするような人間ドラマだ。


新国立劇場で間もなく開幕。古代インドが舞台のバレエ『ラ・バヤデール』の魅力

(撮影:瀬戸秀美)
ヒロインは寺院に仕える舞姫(バヤデール)のニキヤ。戦士ソロルと恋仲だが、ソロルは王の娘ガムザッティとの結婚を承諾し、物語は悲劇へと突き進む。権力への服従、恋敵のふたりの諍い、裏切り、後悔──さまざまな立場の人たちの愛憎渦巻くスリリングなストーリー展開は、おとぎ話を敬遠しがちな大人をも惹きつける。

新国立劇場で間もなく開幕。古代インドが舞台のバレエ『ラ・バヤデール』の魅力

(撮影:瀬戸秀美)
初演以来度々上演を重ね、新国立劇場の人気レパートリーとして定着したが、それを支えたのは、表現力豊かな歴代ダンサーたち。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.