くらし情報『2020年はVR演劇元年だった? VR演劇『僕はまだ死んでない』配信延長、原案&演出のウォーリー木下からメッセージも』

2020年はVR演劇元年だった? VR演劇『僕はまだ死んでない』配信延長、原案&演出のウォーリー木下からメッセージも

について、エンタテインメントとして、ときにコメディタッチに描いて観客を惹き込み、構えることなく思いを巡らすことのできる作品だ。この販売延長を機に、この新しい映像体験にトライしてほしい。

ウォーリー木下・コメント
――この物語の出発点、着想は?

この企画はまず、VRで演劇を作ろう、というところから始まりました。私自身も初めてのVRだったので色んな形のVRを体験しましたが、その中でも360度カメラのVR映像にとても惹かれました。その360度カメラを使って、円形舞台の反対、お客さんが真ん中にいて周りを役者が囲む「ドーナツ型」の舞台を作ろうと思いました。つまり、舞台上の真ん中にカメラを置くことで、真ん中にお客さんの視点がある、という形です。

そのお客さんの存在を役者も感じながら話が進んでいく、また、一方的でアクションは起こせないという制約などを考え、当時ちょうど「終末医療」について勉強していたことも重なり、この物語を作りました。――映像作品でもありますが、本作を“演劇”たらしめる要素とは?

昨年は、無観客配信やアーカイブの配信など、私自身も色んな演劇の配信を観ましたが、あくまでも舞台演劇を記録した映像であって、これまでいつも実際に客席で体験していた「生」

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