2021年6月20日 09:00
坂本龍一×高谷史郎×田中泯による新作『TIME』世界初演、由緒ある国際舞台芸術祭オランダ・フェスティバルで
で世界初演された。
『TIME』より田中泯(c) Sanne Peper
『TIME』より田中泯(c) Sanne Peper
『TIME』より田中泯と宮田まゆみ(c) Sanne Peper
夏目漱石の『夢十夜』の第一話と謡曲『邯鄲』をモチーフに、夢幻能の時間や自然観を意識して創作された坂本の楽曲(クレジット:音楽・コンセプト)と、これまでにも『LIFE』『ST/LL』などで坂本とコラボしてきたダムタイプの高谷史郎による演出(クレジット:ビジュアルデザイン・コンセプト)。田中泯と笙奏者の宮田まゆみによる出演で、 静謐な時が流れる70分間のパフォーマンスが上演された。
終演後、体調に配慮して来訪を控えた坂本に代わり、高谷がコメントを発表した。「新型コロナ・ウイルスの世界的な感染拡大という難しい状況の中、歴史あるオランダ・フェスティバルで、私たちの新作パフォーマンス『TIME』を世界初演できたことを心から感謝しています。本当に奇跡的なことと思います。
坂本龍一さんの素晴らしい音楽を中心に、田中泯さんの「オドリ」、宮田まゆみさんの笙の響きが、ユニークなGashouderの空間に見事に調和しました。