歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむシネマ歌舞伎の最新作『唐茄子屋 不思議国之若旦那』(読み:とうなすや・ふしぎのくにのわかだんな)が、2024年1月5日(金) より全国52館の映画館で上映される。このたび、本作のチラシとポスターが公開された。
『唐茄子屋 不思議国之若旦那』は、脚本家、演出家、監督、俳優、そしてミュージシャンとしてマルチな才能を発揮する宮藤官九郎が作・演出を手がけた新作歌舞伎。大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でタッグを組んだ中村勘九郎とともに、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたような空間が広がる平成中村座で初めてとなる新作歌舞伎の上演に挑んだ。
古典落語『唐茄子屋政談』に『不思議の国のアリス』の要素を織り交ぜた本作は、勘九郎演じる自己愛強めな若旦那や、人情深い八百屋のおじさん、第二形態に変身する吉原の花魁、アグレッシブな江戸っ子大工、そして、しゃべる蛙まで登場する奇想天外な人情噺。さらに、若旦那が迷い込むパラレルワールド「第二吉原」では身体が大きくなったり、小さくなったりと驚きの仕掛けが満載となっている。