くらし情報『トニー賞4部門受賞作『インヘリタンス-継承-』演出・熊林弘高、福士誠治、山路和弘ら出演で来年2月上演決定』

2023年9月12日 12:20

トニー賞4部門受賞作『インヘリタンス-継承-』演出・熊林弘高、福士誠治、山路和弘ら出演で来年2月上演決定

『インヘリタンス-継承-』出演者


来年2月東京芸術劇場にて、2019年ローレンス・オリヴィエ賞4部門、2020年トニー賞4部門を受賞した舞台『インヘリタンス-継承-』が、熊林弘高の演出で上演されることが決定した。

熊林は、シェイクスピアやチェーホフの古典作品を斬新な現代劇として蘇らせたプレイハウス公演、日本の現代劇やアングラ戯曲をスタイリッシュに演出した小劇場公演などを手掛けことで話題の演出家で、寡作の人としても知られている。自身が納得した作品を1~2年に1本選びぬく熊林が「これだけは」と自ら上演を切望した作品、それが『インヘリタンス-継承-』だ。

『インヘリタンス』は2015~18年のNYを舞台に、1980年代のエイズ流行初期を生きた60代、HIVと共に生きる30代・20代の3世代のゲイの人々を前後篇6時間半にわたって描いた作品。作者のマシュー・ロペスは、本作でラテン系の作家として初めてトニー賞ベストプレイ賞を受賞し、この春ノン・バイナリー(自分を男性・女性という性別にあてはめない)俳優がトニー賞を受賞して注目を浴びた『お熱いのがお好き』ミュージカル版の脚本も手掛ける今注目の作家だ。病気やマイノリティに対する差別や偏見を乗り越えて力強く生きる人々を描く本作は、上演権獲得を巡りコンセプト・プレゼンとなったが、熊林が勝ち抜き、作者ロペスより日本初演の演出を託された。

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