くらし情報『木下順二、井上ひさしの名作と古典の人気演目で文楽の楽しさ体感 国立劇場令和6年12月文楽公演』

木下順二、井上ひさしの名作と古典の人気演目で文楽の楽しさ体感 国立劇場令和6年12月文楽公演

あまんじゃくのいたずら心は高まり、得意の口真似で瓜子姫の声を出そうと身構えるが……。画期的な現代の口語浄瑠璃の名品として、大阪の国立文楽劇場ではしばしば上演されて好評を得ている作品だ。

木下順二、井上ひさしの名作と古典の人気演目で文楽の楽しさ体感 国立劇場令和6年12月文楽公演

『金壺親父恋達引』より
さらに、井上ひさし生誕90年記念として上演されるのは、モリエールの戯曲『守銭奴』をベースに、放送番組のために井上が義太夫節として書き下ろした『金壺親父恋達引』。呉服屋の金仲屋金左衛門は金銭への執着心を持つ稀代の蓄財家で、貯め込んだ金を壺にたっぷり入れて庭に埋めて隠し、何度も掘り起こしてはほくそ笑んでいる。町で評判の美人娘のお舟が三十両の持参金付きで金左衛門の嫁に来ることになり、また、娘のお高にも金持ち相手との縁談が持ち上がる。息子の万七は、自分の恋する人が父である金左衛門の嫁に来るお舟と知り、家を出てお舟と一緒に暮らそうとするも、事態は大騒動に……。強欲な金左衛門が巻き起こす珍騒動が、井上ひさし独特の機知に富んだ文体で綴られる。2016年に大阪・国立文楽劇場で上演されたが、今回、首都圏で初めて文楽としての上演が実現する。


井上作品を上演し続けているこまつ座代表の井上麻矢は、「17世紀のフランスの喜劇の王、モリエールの『守銭奴』を井上ひさしの最も得意なパロディにして書かれた本作文楽で更に楽しく深まります。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.