銀杏BOYZが“スマホのみ”でライブ配信! 峯田和伸があえてスマホを選ぶ理由は?【直撃インタビュー】
峯田結構いろんなバンドが「どうにしかして、歌を通して気持ちを伝えたい」ってことでライブ配信をやってるじゃないですか。この気持ちはすごくよくわかるし、だから俺もやってみよっかなーと思ったの。
たださ、これは俺だけの感覚かもしれないけど、「ライブ」っていうのは、単にステージ側の演奏だけを見せればライブっていうことではないんだよね。やっぱりお客さんとバンドの空間ができてこそライブになると思うの。銀杏BOYZで言えば、音だけじゃなくて、お客さんの汗とか、お客さんのヨダレとか、ライブハウスの湿気とか、「峯田ー」っていう声とか、「死ねー」っていう怒号とか。そういうものが全部一緒になって初めてライブになるんだ。
これに対して、ライブ配信ってまずお客さんがいないでしょ。だから銀杏BOYZで言うと、配信ライブっていうのは実はありえないことでもあったの。
だからと言って「ライブじゃないんだから、練習スタジオでメンバーで音を合わせているところを見せましょう」っていうのもやっぱり違う。でもさ、せっかくの機会でしょ。だったらちゃんとした機材を揃えて配信するんじゃなくて、徹底的に画質を悪くして、徹底的に音も悪くして見せたいと。