2021年8月6日 12:00
「ディズニー・オン・クラシック 〜まほうの夜の音楽会 2021」出演者が語る見どころ・聞きどころは?
今井:「ウン・ポコ・ロコ」はミゲルが初めて人前で披露する、記念すべき楽曲。お客さんを前に、最初は戸惑いもあるんですが、ギターをかき鳴らせば、彼はミュージシャンに変身する。音楽が大好きという気持ちが、“ロコ”......日本語で表せば、型破りで無我夢中にさせてしまうんです。そんな楽しくて、ポジティブな明るさあふれる楽曲は歌っていても楽しいですね。
新堂:「ディズニー・オン・クラシック」の魅力といえば、やはりオーケストラとヴォーカリストのパフォーマンスですが、『リメンバー・ミー』では、さらにソロのギターやケーナ(南米発祥の縦笛)といったメキシカンな音楽要素がプラスされていて、音楽的にもユニークな内容だと思います。特にケーナがフィーチャーされるのは「ディズニー・オン・クラシック」では初めての試み。なかなかない貴重な機会じゃないかと思います。
――死者の国が舞台になったファンタジーですが、「遠くにいる人に思いを馳せる」という意味では、今のご時世にもマッチしていますね。
今井:(死者の国で出会う国民的歌手の)エルネスト・デラクルスが、ミゲルに向かって「君が死ぬのを待っているよ」と言うシーンもあって、一瞬ドキッとしてしまうんですが、ポジティブな意味合いに受け取れるのが『リメンバー・ミー』の魅力ですよね。