くらし情報『『もうひとりのル・コルビュジエ』大倉集古館で 20世紀を代表する建築家の美術作家としての側面にフォーカス』

2024年5月20日 11:30

『もうひとりのル・コルビュジエ』大倉集古館で 20世紀を代表する建築家の美術作家としての側面にフォーカス

大成建設所蔵
ル・コルビュジエの美術作品の制作には、第二次世界大戦も影響したようだ。一時的に事務所を閉めて疎開すると、絵画制作に励み、身の回りの風景だけでなく、かつて描いた作品をもとに新しいアイデアを生み出していった。戦後は、こうした象徴的なモチーフを展開させると同時に、技法も油彩だけでなく、版画やパピエ・コレ、彫刻などへと広げていっている。
『もうひとりのル・コルビュジエ』大倉集古館で 20世紀を代表する建築家の美術作家としての側面にフォーカス

ル・コルビュジエ《直角の詩 表紙》(リトグラフ、1955)大成建設所蔵
同展は、こうした歩みが見てとれる多彩な作品群を展観するもの。油彩、素描、パピエ・コレ、版画、タピスリー、彫刻など、約130点が並ぶ。大成建設コレクションの素描やパピエ・コレ作品がまとまって公開されるのは、およそ30年ぶりのことだという。ル・コルビュエ自身は、「私の探求や知的生産の根底の秘密は、絶え間ない絵画実践のなかにあるのです」という言葉を残しているのだとか。今回の展覧会は、建築を含めたすべての創作活動の根底にあったという「絵画」に対して、ル・コルビュジエが抱いていた情熱にふれられる貴重な機会となるに違いない。
<開催概要>
『特別展 大成建設コレクション もうひとりのル・コルビュジエ ~絵画をめぐって~』

会期:2024年6月25日(火)

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