2022年7月19日 12:00
まるで彫刻のような美しい椅子が集結 『フィン・ユールとデンマークの椅子』東京都美術館で開催
「彫刻のような椅子」と評され、まるで身体を抽象化したようなやわらかなフォルムと存在感をもつ椅子のデザインにはじまり、理想の空間を具現化した自邸の設計や、住居や店舗、オフィスのインテリアデザインまで、フィン・ユールの幅広い仕事を紹介する。
フィン・ユール 《イージーチェア No.53》 1953年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
同展には、椅子研究者の織田憲嗣氏が研究資料として長年にわたり収集し、北海道東川町が所蔵する織田コレクションが多数展示される。世界的にも名高い織田コレクションが東京でまとめて公開されるのは初めてのこととなる。
また、会場には美しいデンマークの椅子に座ることができるコーナーも登場。優れたデザイナーたちの椅子に実際に座り、その座り心地を体感することもできる。
フィン・ユールとデンマークの椅子を通して、北欧デザインの新しい魅力を発見してみよう。
フィン・ユール 《ボーンチェア No.44》 1944年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《ジャパンチェア》 1957年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲
フィン・ユール 《ペリカンチェア》 1940年デザイン 織田コレクション(東川町)