2022年8月3日 16:20
宮﨑あおい「本当に大切な人」 亡くなった青山真治監督への思いを語る「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」ラインナップ発表会見
最終審査員を務める映画監督の三島有紀子、今年生誕100周年を迎えたピエル・パオロ・パゾリーニ監督を特集する「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」に共催するイタリア文化会館の文化担当官であるアルベルト・マナイ氏、PFFディレクターの荒木啓子が出席した。
「第44回PFFアワード2022」には520作品がエントリーし、16作品が入選。審査にあたる三島監督は、「その人自身の特別な眼差しで見ているものがある、それが何か分かる。そんなその人らしい、オリジナルな表現方法を持っているかを大事にしたい」と意気込みを語り、自身の経験を踏まえながら「どんな監督にも初めての一作がある。撮らないと後悔すると思うし、とにかく撮ってほしい」と未来のクリエーターにエールを送った。
また、「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」では、青山監督と同じく50代でこの世を去った奇才・パゾリーニ監督の作品が、ほぼコンプリートに近いラインナップで上映されることになり、マナイ氏は「芸術的な功績と政治的な論争を残した、20世紀のイタリア文化を語る上でも、特異な存在。現在でも多くの研究がなされ、文化的財産であると認められている」