ミュージカル『INTERVIEW』開幕 EXILE松本利夫「本当に苦労しています」
が訪ねてくる。ユジンは、自殺を企てた連続殺人犯が書いた遺書を差し出し、シンクレアに物語を作ってみろと促す。そこから10年前の殺人犯の真犯人を探すふたりの男の「インタビュー」が始まる。
初日を前にゲネプロ(総通し舞台稽古)が行われ、筆者はTeam RED(松本、糸川、伊波杏樹)バージョンを観た。
円形の舞台を360度ぐるりと客席が取り囲む。どの角度から観ても、物語に入り込めるよう、細かな気配りのある演出。出演は各チーム3人の俳優のみだが、物語の筋書きが複雑で多層的なので、1回観ただけではなかなか全てを理解しづらいかもしれない。推理小説の中に飛び込んだような、噛みごたえある物語を、ストレートプレイではなく、20曲もの楽曲で織りなすミュージカルに仕上げたことで、よりドラマチックになっていると感じる。
本作で「ほぼほぼ初めての歌唱」を披露したEXILEの松本。ゲネプロ後に行われた取材会で、音符を覚えるところから始めて、常に歌と音楽を流しながら、できる限りの練習を重ねて、稽古に臨んだことを明かす。「『もう2度とやるか!』と思うぐらい本当に苦労しています」と本音を漏らしつつ、「お芝居を1番初めにしたときもそうだった。