【『スリル・ミー』キャスト対談第3弾】松岡広大×山崎大輝 ~選ばれた意味を探すオーディション・ペア~
としか言われなかったのに、蓋を開けてみたら同じ役。光栄ですが、やはり緊張します。
山崎3組あるって、やっぱりプレッシャーではありますよね。しかもこの作品は、これまでにも何組もの方々が演じられている。選んでいただいた以上は新しいものを作りたいけれども、オリジナルを無理に狙って物語が成立しなくなるのもおかしいし、という葛藤があります。
松岡そうですよね。とにかく作品に真摯に向き合って、選ばれた理由、僕たちの世代だからできることを、自分たちで見つけていくしかないのだと思います。俳優が変われば見え方も変わるのはごく自然なことだと思うので、果敢に挑戦していきたいですね。
──ちなみに、逆の配役を考えたことは?
松岡・山崎ないです!
松岡おこがましいかもしれないですけど、「『私』は俺だ」って、なぜか最初から思っていたんですよね。できる! やってみせる! という、変な自信があったんです。逆に、自分が「彼」を演じている姿は想像ができなかった。「私」と僕にはきっと、どこかで共通項があるのだと思います。
山崎僕は「彼」としてお声がけいただいたので、単純に初めからそっちに精いっぱいでした(笑)。