くらし情報『『縄文2021―東京に生きた縄文人―』江戸東京博物館にて開幕 現代へとつながる“東京の縄文人”たちの暮らしに迫る』

2021年10月18日 18:00

『縄文2021―東京に生きた縄文人―』江戸東京博物館にて開幕 現代へとつながる“東京の縄文人”たちの暮らしに迫る

縄文のムラ復元模型


1万年以上にわたって続いてきた縄文時代。その時代に暮らした人々のさまざまな営みは、各地で発見される膨大な出土品と綿密な研究によって解明が進んでいる。江戸東京博物館で12月5日(日)まで開催されている特別展『縄文2021─東京に生きた縄文人─』は、そのなかでも東京都内で暮らしていた縄文人に焦点を当て、最新の調査成果から検証していくものだ。

展覧会はプロローグ、エピローグを含めて全6章で構成される。入口で鑑賞者を出迎えるのは、《土偶(多摩ニュータウンのビーナス)》。今から約5380~5320年前、縄文中期に作られたと思われる土偶で、目の下にある2本の白い線は彩色の跡と考えられている。


『縄文2021―東京に生きた縄文人―』江戸東京博物館にて開幕 現代へとつながる“東京の縄文人”たちの暮らしに迫る

《土偶(多摩ニュータウンのビーナス)》約5380〜5320年前
縄文時代はいまよりも非常に温暖で、そのため、現在よりも海岸線がはるか内陸にあった(縄文海進)。また、温暖になったことで植生も変化し、人間が利用できる植物も変化していった。第1章の「東京の縄文遺跡発掘史」では、アメリカの動物学者エドワード・モースが来日してからわずか2日で電車の窓越しに見つけたという「大森貝塚」を起点とし、東京で発見された縄文遺跡の発掘をたどっていく。

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