くらし情報『東洋美術をめぐるまなざしのドラマを数寄者の「目」とともに紹介『古美術逍遙―東洋へのまなざし』9月10日より開催』

2022年8月26日 18:00

東洋美術をめぐるまなざしのドラマを数寄者の「目」とともに紹介『古美術逍遙―東洋へのまなざし』9月10日より開催

伊藤若冲《海棠目白図》江戸時代18世紀泉屋博古館蔵


明治大正の名だたる「実業界の数寄者」のなかで、その品格で一目置かれた、住友家15代当主・住友春翠。彼のコレクションを中心に、住友家ゆかりの美術作品を保存、研究、公開しているのが、京都と東京にある泉屋博古館である。そのうち、六本木一丁目にある泉屋博古館東京は、今年3月、リニューアルオープンしたしたばかり。

リニューアルオープン記念のパート3として、国宝2件、重要文化財10件を含めた所蔵の東洋美術コレクションを紹介する『古美術逍遙―東洋へのまなざし』が9月10日(土)より泉屋博古館東京にて開催される。

同展にて公開される気になる国宝は、15㎝ほどの小さな鏡の表面に大小九体の仏像を配し、流麗な線刻で表現した《線刻仏諸尊鏡像》(平安時代12世紀)と、南宋時代初期に活躍した宮廷画家・閻次平(えんじへい)の作と伝えられる水牛と牧童のいる水墨画《秋野牧牛図》(南宋時代 13世紀)の2件。後者は、足利将軍家のコレクション「東山御物」だったということでも、注目すべき作品だ。

また重要文化財では、久保田藩(秋田藩)、佐竹家に伝来した三十六歌仙絵巻を歌人ごとに軸装した《佐竹本三十六歌仙絵切源信明》(鎌倉時代 13世紀)

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