2022年8月26日 18:00
東洋美術をめぐるまなざしのドラマを数寄者の「目」とともに紹介『古美術逍遙―東洋へのまなざし』9月10日より開催
なども有名。国指定の文化財ではないものの、満開の海棠の枝に目白がぎっしりととまっている図がかわいらしい、伊藤若冲の《海棠目白図》(江戸時代 18世紀)も、人気のある作品だ。
これら日本・東洋の書画や仏画のほか、中国の文人たちが愛した文房具や、住友春翠が好んでひらいた煎茶会のしつらえなども公開する。
住友のトップとして多忙な身でありながら芸術文化に親しみ、自国文化の発展を願って、収集品の公開や芸術家の支援に尽くした住友春翠。そんな稀代の「数寄者」にも思いを馳せながら、展覧会を楽しみたい。
《線刻仏諸尊鏡像》国宝平安時代 12世紀泉屋博古館蔵
伝 閻次平《秋野牧牛図》国宝南宋時代 13世紀泉屋博古館蔵
《佐竹本三十六歌仙絵切源信明》重要文化財鎌倉時代 13世紀泉屋博古館蔵
《弥勒仏立像》 重要文化財北魏時代・太和22年(498)泉屋博古館蔵
《粉彩百鹿図牛頭尊》清時代 18世紀泉屋博古館蔵
【開催概要】
『泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅲ 古美術逍遙―東洋へのまなざし』
会期:2022年9月10日(土)〜10月23日(日)
※前期は10月2日(日)まで、後期は10月4日(火)から
会場:泉屋博古館東京
時間:11:00〜18:00、金曜は19:00まで(入館は閉館30分前まで)