2023年8月7日 12:00
大貫勇輔「ハリーと共に大きくなってきた」 舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新キャストとして遂にデビュー!
「ここはやっぱり立たないでくれる?」と足していってくださるんです。だから新しいシーンを稽古する時は、ある意味、役者と演出家との勝負。ワークショップのようで、毎日すごく刺激的です。
――なるほど……! では、“大貫勇輔のハリー”として最も大事にしたいこととは。
僕が思うこの作品は、親と子の葛藤の話であり、親と子の成長物語。ハリーとアルバスの関係性の変化を、きちんと起承転結を作って、そこに感情を乗せながら伝えていきたいですね。ハリーの成長に、いかに共感してもらえるかを考えながらお芝居を作っているところです。作る上では、僕が舞台を観た際のハリー役、(藤原)竜也さんと石丸(幹二)さんも参考にさせていただいています。
竜也さんのばーっとまくしたてるような、でもちゃんと伝わる台詞の言い方と、石丸さんの柔らかさや優しさの両方を掬い取って、そこに自分らしさを加えていけたら。踊りがないとはいえ、肉体を使うシーンは結構あるので、大貫勇輔のハリーとしてはやはり、体の強さを活用していけたらと思っています。
――最後に、「ハリー・ポッター」シリーズのファンでもある大貫さんの視点から、この舞台の一番のおすすめポイントを教えてください。