くらし情報『菅田将暉、志村けんさんの命日に『キネマの神様』完成を報告』

2021年3月29日 14:45

菅田将暉、志村けんさんの命日に『キネマの神様』完成を報告

菅田将暉、志村けんさんの命日に『キネマの神様』完成を報告


松竹映画100周年記念作品として、原田マハの同名小説を映画化した『キネマの神様』の完成報告会見が3月29日、都内で行われ、主演を務めた菅田将暉、共演する永野芽郁、野田洋次郎、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子、山田洋次監督が出席した。この日は当初、菅田とともにダブル主演を務める予定だった故・志村けんさんの命日。作品の完成を喜ぶとともに、そこに至る紆余曲折に対する思いも語られた。

志村さんの急逝と、その遺志を引き継いだ沢田研二の起用、緊急事態宣言による撮影の長期中断、2度の公開延期とさまざまな出来事が起こった本作。現在は8月6日の全国ロードショーが決定しており、映画監督になる夢を追いかけ、挫折を味わうも映画を愛し続ける主人公ゴウ(現在:沢田 / 過去:菅田)と、彼を取り巻く人々の青春と晩年の奇跡が描かれる。

若き日の主人公を演じた菅田は「まさか、自分が山田洋次監督の作品の真ん中に立つなんて……」と神妙な面持ち。「完成したと言えるのが、一番の喜び」と笑顔を見せる一方、「ここまで来るのに『本来なら…』という、いろんな出来事があり過ぎて、個人的にはうまく言葉にできない」と複雑な心境も明かした。

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