2022年7月6日 17:00
中村獅童×初音ミク「超歌舞伎2022」 初の新橋演舞場をはじめ全国4都市上演「全身全霊の想いをぶつけたい」
僕自身『超歌舞伎』を通して、興味を持ってもらうことが使命だと思っているので、全身全霊の想いをぶつけたい」と意気込みを語った。
中村獅童
初音ミク
「超歌舞伎」の楽しみ方とその魅力をご案内する『超歌舞伎のみかた』で幕を開ける今年の公演。舞踊『萬代春歌舞伎踊(つきせぬはるかぶきおどり)』に続いて、披露される『永遠花誉功(とわのはなほまれのいさおし)』は、大化の改新のきっかけとなった乙巳の変(いっしのへん)における蘇我入鹿討伐を題材とした歌舞伎の作品と、初音ミクの代表曲のひとつ「初音ミクの消失」の世界観をもとに書き下ろされた、「超歌舞伎」の最新作となる。
『永遠花誉功』には息子の陽喜が出演することになり、「夏休み返上で頑張ってもらうしか。熱い最中の長丁場で、体力勝負なので、しっかりやってくれれば。陽喜には負けたくない!ライバルですから」と対抗心メラメラ。当の陽喜はペンライトを手に「(獅童は)ライバルじゃない」と涼しい表情だった。共演する國矢は「1月から比べても、さらに見得がうまくなっている。将来、末恐ろしい」と陽喜の成長に、優しいまなざしを注いでいた。
澤村國矢
左から)小川陽喜、中村獅童
取材・文・撮影(取材会写真)