くらし情報『間宮祥太朗と考える“差別のない世界”「まずは自分にとって大切な人を大切にすること」』

2022年7月12日 07:00

間宮祥太朗と考える“差別のない世界”「まずは自分にとって大切な人を大切にすること」

間宮祥太朗撮影:奥田耕平


差別は、いけない。そんなことはきっとみんなわかっている。でも今日も、誰かが、誰かを差別する。どれだけ文化的に発展しても、この世から差別はなくならないのかもしれない、人が人である限り。

文豪・島崎藤村が『破戒』を発表したのは1905年のこと。同作で島崎藤村は部落差別を題材に選んだが、それから100年余が過ぎた今も、差別はあらゆるかたちで存在している。

「この映画を通して思ったのは、世界はひとつじゃないということ」

俳優・間宮祥太朗はそう語りはじめた。60年ぶりの映画化となった『破戒』で、間宮は被差別部落出身の主人公・瀬川丑松を演じた。
エンタメシーンの第一線で活躍する旬の人気俳優は、島崎藤村の名作の世界を生きて、どんなことを感じたのだろうか。

わかり合えないことは、やるせないけど仕方ない

間宮祥太朗と考える“差別のない世界”「まずは自分にとって大切な人を大切にすること」


「たとえば今こうして取材をしている中でも、それぞれの立場があって、それぞれの人生を生きていて、昨日あったことはそれぞれ別で、もしかしたらこうやって話しながら、意識は別のところに向いているかもしれない。同じ場や状況を共有していても、見えている世界は別なんですよね」

だから、世界はひとつではない。

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