くらし情報『新納慎也「劇場で一番泣いているのは僕かもしれません」 演出家デビュー作『HOPE』開幕直前インタビュー』

2021年10月1日 12:00

新納慎也「劇場で一番泣いているのは僕かもしれません」 演出家デビュー作『HOPE』開幕直前インタビュー

というのが出て来るので。俳優によって憑依型とかいろんな人がいますけど、僕はかなり客観的に作品全体を見るタイプだったので、そういう意味では、演出という仕事をどこか視野に入れていたんでしょうね。

――いいタイミングを待っていた?

いいタイミングなのかな!?コロナ禍でなかなか大変ですけど(笑)。ただ、10年くらい前から「演出しませんか?」といった話をいただいていたんですが、もし10年前にやっていたら、周りの俳優さんへの説得力という意味では若過ぎたのかなという気がしますね。

――まさしく。演出デビューで失礼ながらアタフタされているかと思いきや、とても落ち着いていらっしゃいます。

いや、この2,3日前に、あ〜こんなことになるんだ! という出来事があって。今回、僕は上演台本と歌詞も書いているので、作者ではないけれどある意味、この作品は自分の手中にあったわけです。
役者やスタッフに、作品について自分のモノのように説明していたんですね。ところが3日くらい前に突然、パア〜ッて僕の元から巣立った気がして。あとはもう、通し稽古を繰り返して精度を上げていく段階になったなと。俳優の皆さんにも「たぶん僕より皆さんのほうが役に詳しいので、皆さんのやることが正解だと思います」

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