くらし情報『濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演』

2023年12月12日 07:00

濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演

濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演

濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演


またムッシュー・ド・レナール役の東山光明とムッシュー・ヴァルノ役の駒田一は、ある一定の立場を手にした者ならではの小心や見栄、対抗心といった“人の嫌らしさ”を表現し、同時にコミカルな芝居で作品にスパイスを加える。反対に、マチルドの父であるラ・モール侯爵役の川口竜也は“人の良心”といった存在を、深みのある歌声で演じた。

濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演

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そして狂言回しのジェロニモを演じるのが東山義久。時に物語の外側から登場人物たちを見つめるような存在で、示唆に富んだセリフも多い役をこの人らしい魔性を湛えながら艶やかに演じ、観客を物語にいざなった。

濃密かつスリリングなミュージカル『赤と黒』上演中 三浦宏規が若々しくもアダルトな色気で熱演


信仰と愛、道徳と欲望。人間の中には、常に相反するものが内在している。愛に身を焦がし破滅していくジュリアンの人生から伝わってくるのは、いつの時代もかわらない人間の、感情と理性の葛藤だ。名作文学と現代的サウンドの融合で贈るのは、濃密なラブストーリーであり、“人間とは”という深淵なテーマにも迫る、スリリングなミュージカルである。

東京公演は12月27日(水)まで同劇場にて。その後1月3日(水)から9日(火)まで大阪公演もあり。


取材・文:平野祥恵撮影:岡千里

★主演・三浦宏規さんのインタビューを掲載中!
三浦宏規、「刺激的な1年」

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