【ライブレポート】Dannie May、結成日に5周年アニバーサリーライブ開催「5年前からここまでみんながつなげてくれた」
も、グッとフィジカルの強さが増して、ロックバンドのライブ入門編といった趣だ。続く「KAMIKAZE」は言葉数の多いメロディを乗りこなすマサのみならず、3人で構成していく流れが痛快。Yunoの煽りに食い下がってジャンプするオーディエンスのタフさも序盤より強度を増しているほど。
実際、このキラーチュンの連投は尋常じゃないテンションなのだが、フロアが返す熱量がステージにも還流していて、うねりは止まらない。促されるまでもなく、大きくなるハンズクラップに乗ってスタートした「OFFSIDE」、先ほど好きな曲の答えにも挙がっていたからか、マサが「お待たせ!「カオカオ」」と、タイトルコールしての「カオカオ」はここまでのダンサブルなマイナーチューンの連投にバッチリつながるが、さらに精度を増したアレンジや“ディンディンディギディギディギ〜”など、トリプルボーカルのハーモニーがスリリング。特に複数で放つメロディと言葉のユニークさは他のバンドにない醍醐味だ。余力を残すつもりが全くない3人。猛烈に頭をシェイクしていたマサは勢い余ってサングラスを飛ばしていた。
「バカみたいに駆け抜けてきましたが、まだ力残ってますか?特別な5周年にしたいんで、みんながあの日、人生でいちばん声出した日になるように声聴かせてください!」