くらし情報『【ライブレポート】ルサンチマン 同世代の崎山蒼志と個性をぶつけ合った自主企画ツーマンライブ』

2022年11月1日 18:00

【ライブレポート】ルサンチマン 同世代の崎山蒼志と個性をぶつけ合った自主企画ツーマンライブ

葵ちゃん、今度、サウナ行こうや」(北)というMCで一瞬だけ空気が緩んだが、インスト曲「nihill」によってピリッとした緊張感がすぐに戻る。そしてライブアンセムのひとつである「ニヒリズム」によってライブの高揚感は最高潮へ。“パッパラッパラッパラパ~”というあっけらかんとしたコーラス、ヒリヒリした痛みを伴うようなメロディライン、<ニヒリスト僕は知りたいよ、僕の苦労は所詮ゴミですかね>というラインがぶつかり合うこの曲は、ルサンチマンをバンド名に関した4人の精神性、音楽性をダイレクトに象徴していると言えるだろう。サビに合わせて手を上げ、踊りまくる観客からも、この楽曲を本気で求めていることがはっきりと伝わってきた。

【ライブレポート】ルサンチマン 同世代の崎山蒼志と個性をぶつけ合った自主企画ツーマンライブ

【ライブレポート】ルサンチマン 同世代の崎山蒼志と個性をぶつけ合った自主企画ツーマンライブ


オルタナティブロック、マスロック、グランジなど、90年代以降のロックの要素を肉体的に取り入れながら、鋭利なスリリングと独自のサウンドスケープを描き出す演奏にも惹きつけられた。緻密なアンサンブルと爆発的なテンションが同時の押し寄せるパフォーマンスはこのバンドの大きな武器だと思う。イントロがはじまった瞬間にオーディエンスが拳を突き上げた「荻窪」、そして、<あの人が消えた / どこか遠い街に消えてった>と歌い上げる「かぜかぜふくな」

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