日向坂46ドキュメンタリー映画 『3年目のデビュー』特集 1
── アイドルを応援するうえで、“幸せになってほしい”というのは無償の愛ですよね。親心に近いと思うんです。
竹中本当にそう思います。実はこの映画のもうひとつのコンセプトは、“観た人が幸せになって帰る”ということ。だから終わり方も希望を感じさせるものにしたんです。
もちろん、つらいこともあるし、感動することもあるけれど、最終的にみんなで“明日からも頑張ろう”という映画にしたかったんです。実際に映画もロングランとなり、多くの人からもそういったコメントをいただけたことは、本当に嬉しいですね。
── ひらがなけやきの期間を描くのを最小限にしつつ、日向坂46に焦点を当てているところに、今後、さらに飛翔するだろう日向坂46を表現しているようで感動しました。
竹中実は、作る前に、ひらがなけやき時代をメインで作った方が良いんじゃないかという話もあったんです。でも、これからのこの子たちを応援したかったので、そういった決断をしました。完成した今、正解だったと思っています。
── 監督が思う、日向坂46の“エモい”ところはどんなところだと思いますか?
竹中ある程度の人数が集まると、合う人、合わない人がいるのは当たり前だと思うんです。