2021年7月24日 10:00
長塚圭史演出『近松心中物語』チケット一般発売スタート! 製作発表より田中哲司、松田龍平、笹本玲奈、石橋静河らのコメント紹介
忠兵衛と電撃的な恋に落ちる梅川を演じる笹本玲奈は「和物に挑戦することも初、共演者の方々もはじめましてで、長塚さんの演出も初めてご一緒するので初めてづくしですが、皆にしっかりついていきたい。梅川についてはあまり多くが語られていないですが、せりふの節々から彼女の人柄がうかがえるので、バックグラウンドをしっかりつくっていきたい」とコメント。
与兵衛に恋焦がれる妻・お亀を演じる石橋静河は「脚本を読み終わったあとになんてはかないんだ、という気持ちがすごく残って、その最初の印象を大事にしたい。お亀は本当に可愛い人。ただその可愛らしさが同時に危うさも生んでいて、そこが難しいだろうなと思いつつ、余計な事は考えずにただ真っすぐに演じられたらいいなと思います。」と、作品と役への思いを語った。
今期のメインシーズンのテーマ“冒(ぼう)”に相応しく、これまでの上演では80人規模の出演者で描かれてきた同戯曲を19人の出演者で描くという挑戦もあり、また、音楽は昨年デビュー30周年を迎えたラップグループ、スチャダラパーが担当(キャストも歌う予定!?)と、元禄時代のふたつの恋物語をどう現代に蘇らせるのか、注目が集まる。