2024年1月25日 14:20
2カ月超のロングラン『SMOKE』開幕 大山真志、日野真一郎がチュ・ジョンファとの創作を語る
(撮影:岩田えり)
ミュージカル『SMOKE』が、1月23日(火) に東京・浅草九劇で初日を迎えた。
小劇場ミュージカルとして熱狂的なファンを獲得している本作は、満26歳で没した詩人・李箱(イ・サン)の苦悩や葛藤をドラマチックに描き出す韓国発のミュージカル。中村倫也の主演でヒットした『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』(2022年)など情熱的な作品で知られる劇作家チュ・ジョンファ(以下:ジョンファ)と、煽情的なメロディーが魅力的な作曲家ホ・スヒョン夫婦が2016年に生み出した代表作だ。日本では2018年に初演され、エネルギッシュな三人芝居や客席がステージを取り囲む濃密な劇空間の虜になった観客が自らを“愛煙家”と称してリピーター化する盛況を見せている。
日本で5度目となる今回の上演版で、韓国オリジナル版を手がけたジョンファ本人による演出が初めて叶った。12人のキャストから3役ずつ、計55通りの組み合わせが回替わりで実現するが、開幕初日は日本初演キャストに名を連ねた大山真志、日野真一郎(LE VELVETS)が登板。この2人に、作品初参加となる加藤梨里香が向き合った。