三石琴乃が女の子たちに与えた夢と強さ「辛いときはうさぎちゃんが背中を押してくれるはず」
ロマンチックですよね。ただお付き合いをして、愛を育んでいるけれど、それでもすれ違ってしまうことがある。それぞれ思い合ってのこと、相手を心配しているがゆえのことなんですけど、もどかしさを感じます。
でもうさぎちゃんは自分の気持ちを「あなたが大切だ、ずっと一緒にいたい」と、言葉で伝えるから勇気がありますよね。言葉に出すのが大事って、いろんな歌なんかでもよく聞きますが、なかなか出来ることではありません。プライドとか邪魔しますものね。でも言ったおかげで、よりいっそう2人の絆が深くなるのが素敵です。
大切なもののためには、女の子だって強くなれる
ーー武内直子先生が、なかよしKC第1巻の後書きで「男の子は弱い生き物だから、私たち女の子は守ってあげなきゃね」と書いていらしたのが今も記憶に残っていて。
当時子どもだった私は「美少女戦士セーラームーン」のテーマはこれなんだ、なんて新しいんだと衝撃を受けたのですが、三石さんは「女の子が強く美しくあり、愛する者を守るために戦う」ということに対して、演じられた当初はどうお考えでしたか?
うさぎちゃんを演じ始めた頃は、余裕がなかったこともあって、正直、俯瞰から見ることができませんでした。