2024年3月30日 12:00
40年以上の歴史に幕!「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」
1980年代から、40年以上もの長きにわたって「いまの演劇」を発信し続けてきた東京・目黒区の「こまばアゴラ劇場」が、2024年5月に閉館する。
「こまばアゴラ劇場サヨナラ公演」として、3公演が予定されている。4月5日(金)〜22日(月)に第99回公演『S高原から』、4月25日(木)〜29日(月・祝)には第100回公演『銀河鉄道の夜』、5月8日(水)〜15日(水)には第101回公演『阿房列車』『思い出せない夢のいくつか』を上演。いずれもこまばアゴラ劇場の芸術監督であり、青年団の代表を務める平田オリザが作・演出を務める。
『S高原から』は青年団の代表作のひとつであり、平田が20代で書いた作品。高原のサナトリウムを舞台に、そこで静養する人や面会に訪れる人などが交わり、それぞれが死と向き合う時間を描く。1991年の初演以来、日本のみならず世界でも幾度となく上演された。
『S高原から』(2022年江原河畔劇場公演より)撮影:igaki photo studio
『銀河鉄道の夜』は言わずと知れた宮沢賢治の名作を舞台化した、子供向けの演出作品。映画『幕が上がる』の劇中劇としても取り上げられた。